vol.15 諏訪公園
文化・レクリエーション・スポーツの3つのゾーンに整備された総合公園
諏訪公園は、大牟田市岬町地区に位置し、西側には有明海に注ぐ諏訪川の河口部に面し、東側には市街地に接する3つのゾーンからなる面積22.4ヘクタールの総合公園である。
大牟田市は石炭と鉱工業の町として発展してきたため、地方中核都市としての都市機能の多様化や都市としての魅力が不足していた。バランスの取れた都市構造の再構築を図るため、岬町地区にテーマパーク「ネイブルランド」建設し、諏訪公園とともに観光、レジャーおよびレクリエーションの拠点として、総合的な魅力を創出するよう計画された。1990年から事業に着手し、1994年4月に文化交流ゾーンとレクリエーションゾーンが開園した。その後、スポーツ休養ゾーンも整備され、2001年に完成した。
文化交流ゾーンは、大牟田市の歴史や文化を紹介する場所で、主な施設としては、(1)バラの絡まるトレリス、モール語らいの広場、(2)大牟田の文化・歴史をレリーフによって紹介した郷土の丘、(3)大牟田のシンボルである大蛇をイメージした噴水や水上ステージがあるふれあいの池、(4)灯台の形をした展望台がある展望の丘、(5)市民による人生記念樹で緑豊かな森となった郷土の森、(6)色々なイベントに利用されるイベント広場及びバス7台・普通車270台を収容する駐車場がある。
レクリエーションゾーンは、子供から大人まで一緒に楽しめる場所であり、主な施設としては、(1)大きな築山とたくさんの遊具が目に飛び込んでくるサブエントランス、(2)せせらぎの流れる芝生広場、(3)幼児遊具や砦のような大型木製遊具でいっぱいの冒険広場、(4)四季によぅて池の表情を変える自然観察の池、(5)野鳥や昆虫とのふれあいで自然を感じることができる自然観察の森および普通車89台を収容する駐車場がある。
スポーツ休養ゾーンは、明るさと軽快な環境の中でスポーツを楽しめる場所で、主な施設としては、(1)鳥をモチーフにしたモニュメントがあるメインエントランス、(2)サッカーなどができる芝生で覆われた多目的広場、(3)プレイも観戦もできる人工芝のテニスコート(有料)、(4)気軽に体力づくりができるストレッチ器具や健康遊歩道があるトリムコースおよびバス4台・普通車200台を収容する駐車場がある。また、将来の武道館予定地は、暫定的にソフトボールが2面できる広さの運動場として整備された。
このように、この公園は、大牟田市でもっとも広く、色々な施設があることから、休日になると、スポーツ、レクリエーション、散歩などに多くの人が利用している。広い空間で安心して子供たちを遊ばせることができ、弁当を持っていけば終日ゆっくりと安上がりのレジャーが楽しめる場所としても人気がある。さらに、各広場ではさまざまなイベントが開催され、年間を通して賑わいをみせている。また、この公園はゴミ持ち帰り推進区域に指定されており、利用者にゴミを捨てず持ち帰ってもらうマナー啓発のために、ゴミ箱を設置しないなどの試みがされている。
▼大牟田市岬町1-3▼JR大牟田駅から車で5分▼利用施設=文化交流ゾーン、レクリエーションゾーン、スポーツ休養ゾーン▼駐車場あり(バス11台、普通車559台)
このページは大牟田市役所に勤務する主査・主任で構成する互助組織「大牟田市役所主査・主任会」で編集され発刊された「大牟田の宝もの100選」の中から紹介するページです。 発刊時のデータをそのまま引用していますので、問合せ先等に変更がある場合があります。ご確認をお願いいたします。
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